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リバースモーゲージ-その1

リバースモーゲージ-その1

年金暮らしでも手持ち資金を減らさずリフォームできる方法があります!

ライフスタイルに合わせて住まいを大きく見直す時期としては定年を迎える頃でしょうか?
子育て期に建築または購入した住まいは老朽化が目立ち始めていろいろと住みにくさが多くなっていないでしょうか。

また体力の低下に伴い階段の上り下りがきつくなった、室内の段差が気になってきた、冬場のトイレや浴室の寒さが健康に危険を及ぼしていないか心配などいろいろな問題が古い家には生じてきます。
子供が独立して夫婦のための生活環境に変化する時期とも重なり、50代から60代はリフォームに適したタイミングといえます。
しかし老後の生活資金の確保は多くの人にとって大きな課題となっています。長年貯めた預金や退職金にはできるだけ手をつけたくない、されど高齢になって住宅ローンを新たに組むことに躊躇してしまいます。

リバースモーゲージとは

そこで最近ニュースなどでも話題となっている「リバースモーゲージ」、自宅に住み続けながら、その自宅を担保に老後資金を借りることができるという商品です。
ゆとりある老後の生活を送りたいという方にもお勧めできる商品なので、担保となる住宅がある方なら長期の老後生活を送るための資金計画として検討するのも一つの方法です。

リバースモーゲージの仕組みを簡単に解説します。リバースモーゲージは自宅を担保に生活資金を借入し、自らの持ち家に継続して住み続けて、借入人が死亡したときに担保となっている不動産を処分し、借入金を返済する仕組みです。
住宅ローンは一括受け取った融資額を月々返済していき、最終的に借入残高がなくなるのが一般的です。
しかしリバースモーゲージは毎月または一括で借入れた分の残高を最後にまとめて返済(但し、金利は月々支払うことになります)する仕組みです。そうしたことから「リバース=逆」という名称がつけられています。

リバースモーゲージの主な資金用途

リバースモーゲージを取り扱う金融機関によって資金用途が限定されるものがありますが、
主な資金用途には次のようなものがあります。

 1.老後の生活資金や医療・介護費用
 2.自宅のリフォーム費用
 3.住宅ローンの残債の支払い
 4.老人ホームの入居一時金
 5.子供への生前

金融機関が独自で提供しているリバースモーゲージ商品は、事業用資金および投資目的以外なら原則自由とするものが多い傾向です。
 
次回はリバースモーゲージのメリットとデメリットを説明したいと思います。

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