東京都江東区新木場　某古紙リサイクル工場

湾岸エリアにある古紙リサイクル工場のスレート屋根改修工事です。
湾岸エリアは海風が強く、スレートの屋根の場合、破損したり飛ばされる事例が多く、大きな事故につながる事もあります。こちらの工場では長年スレート屋根の破損による雨漏りに悩まされており、古紙のリサイクル工場としては致命的でした。又、夏場は工場内が猛暑となる為、断熱もしたいというご要望もあり、今回改修させていただく運びとなりました。
屋根の改修工法として、①既存スレート屋根の上に金属折板を葺くカバー工法、②既存スレート屋根の上に断熱発砲ウレタンとその上に超速硬化ウレタン防水を吹き付けるリ・ルーフ工法 の２つの案を提案させていただき、今回は②のリ・ルーフ工法が採用となりました。リ・ルーフ工法が採用された大きな要因としては、リ・ルーフ工法は、発砲ウレタンを吹き付ける事によりスレートが補強され飛散・破損の可能性をほぼ無くし断熱効果も期待され、顧客のご要望と一致したからです。一方、カバー工法では工事中既存スレートのアスベスト飛散の恐れがある事と、海風が強く屋根の飛散が懸念される為不採用となりました。
改修後はご要望通り、雨漏りも無くなり断熱効果も得られ、製品の品質向上と工場作業員の負担軽減に繋がったそうです。