雨漏り対策

ここ数年の異常気象により、数十年に一度の豪雨や、ゲリラ豪雨と呼ばれる大雨が、日本のどこかで必ず起きています。
このような事態に、今までは考えられなかった雨漏りが発生しています。それが、雨水排水のオーバーフローによる雨漏りです。このオーバーフローにより、屋根に水が溜まった状態（プール状態）になってしまいます。水は人の目では分からないくらいの穴でも通り抜けてしまいます。当然、防水加工はされており、通常（水が流れるくらい）では、雨漏りはしません。しかし、ずっと水が溜まった状態が続くと、ちょっとした隙間に侵入してしまいます。

雨漏りの一番の原因は？

なぜ、このような事態が起きてしまうのか？原因は、樋の径が小さかったのか？樋の数が足らなかったのか？それとも、屋根の勾配が足らなかったのか？そのような場合も考えられるかもしれません。でも、実際、現地に出向き、確認してみると…そういうわけでもありません。
今まで確認した中での一番の原因は、「ドレンの詰まり」です。要は排水口の詰まり
が原因です。
確かに、当時の雨量では問題なかったのだと思いますが、近年の劇的な雨量の増加で、当時の設計基準を上回って、雨水の排水が間に合わず、いわゆるプール状態になることは考えられますから、それが原因の雨漏りの可能性は大いにあります。しかし、どんなに排水量が多くても、その排水口が塞がれてしまったら、機能しません。

まずは確認してみましょう

毎年来る台風シーズン。もし、ご自宅の屋根、所有の工場、倉庫の屋根に上って確認できるのであれば、見てみてください。経年により、泥、落ち葉などが詰まっていたら、直ちに掃除をお勧めします。もし、確認できる場所になく、気になるようしたら、ぜひ、当社にお声かけください。